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【2024年最新】飲食店のゴミ回収費用と相場を徹底解説!業者選び&コスト削減のポイント
2024/10/25
飲食店を経営するにあたり、ゴミ回収費用は大切なコスト要素の一つです。
しかし、地域やゴミの種類、業者によって費用相場は大きく異なり、適切な業者選びは多くの経営者にとって悩みの種です。
そこで本記事では、飲食店のゴミ回収費用と相場、業者選び、コスト削減の具体的な方法について詳しく解説します。
1.飲食店のゴミ回収費用の内訳
地域によって、ゴミの分別方法や回収費用が異なりますが、飲食店から排出されるゴミは事業系廃棄物と定義され、大きく2つに分類されます。また、事業者には自己処理責任があり、適正に処理することが義務付けられています。
特にゴミの分別方法は地域によって異なるため、自治体や廃棄物収集業者などに事前の確認をする必要があります。
事業系一般廃棄物
事業系一般廃棄物とは、主に可燃ゴミを指し、飲食店では生ゴミや紙類、紙類(紙ナプキン、レシート、紙コップ)、割り箸などが含まれます。
事業系産業廃棄物
事業系産業廃棄物とは、事業活動に伴う廃棄物のうち法律で定められた20種類の廃棄物を指し、飲食店では、例えばレトルトパウチやラップ、アルミホイル、プラスチックなどが含まれます。
一般的にビン、缶、ペットボトルも産業廃棄物に分類されますが、地域によっては資源ゴミ扱いになる場合もあります。
また、粗大ゴミと言われる、椅子、机、電子レンジやミキサーなどに関しては、通常回収時には回収できない品目になり、別途費用が掛かるケースがあります。
もし排出される場合には、契約している廃棄物業者に先にお問い合わせすることをお勧めします。
飲食店特有の費用が発生するケース
飲食店特有の費用が発生するケースだと、生ゴミ、廃油、一斗缶、発泡スチロールなどがあります。これらのゴミも、各業者や地域によって処分方法や費用が異なるので、確認が必要です。
また、弊社では契約先のお客様のみ、無料で廃油回収をできる業者様をご紹介させて頂いております。
2.ゴミ回収相場の決まり方
ゴミ回収費用の相場は、様々な要因によって異なりますが、特に重要なのがゴミの種類と量です。また、地域によっても価格に違いが見られることがあるので説明します。
ゴミの種類や量が費用に与える影響
ゴミの量が多いほど回収にかかる時間と手間や処理費用が増えるため、費用が上がります。さらに、産業廃棄物の排出量が多い飲食店の場合は、産業廃棄物の処理費用が一般廃棄物よりも高い地域が多いため、回収費用が更に高くなる傾向があります。
地域ごとに異なるゴミ回収費用の違い
地域により、ゴミ回収にかかる費用に差が出ます。都市部ではゴミ処理施設が近くにあることが多いため、費用が比較的低く抑えられる一方、地方ではゴミの運搬コストが上がるため、回収費用も高くなる傾向があります。
下記は、2024年10月現在の東京都23区と大阪市の事業系一般廃棄物の処理手数料の上限額の違いになります。
東京都23区 | 大阪市 |
46円/kg | 27円/kg |
3.契約形態別に見るゴミ回収費用の違い
よくある廃棄物収集業者の契約形態をご紹介します。
契約時に知っておくべき料金体系の5つのポイント
廃棄物業者により異なりますが、基本的には以下の5つのポイントがゴミ回収費用を決める点で重要になります。
実量制度
実量制度とは、ゴミの重さによって発生する費用が変動することを指します。実量制度の他にも、従量制度、変動制度と呼ばれる事もあります。
【計算例】一般廃棄物の単価:35円/kg × 排出量:300kg = 10,500円
袋制度
袋制度とは、排出した袋数によって発生する費用が決まります。
【計算例】一般廃棄物の単価:400円/袋 × 排出袋数:50袋 = 20,000円
固定金額
固定制とは、ゴミの重量や1袋当たりの値段とは関係なく、1か月間のゴミ費用が固定されている費用体系になります。1か月あたりどれぐらいの排出が予想されるのかをヒアリングしてから、固定金額を決めます。
基本料金
基本料金とは、毎月定額で発生する料金の事を指します。
例えば、基本料金が10,000円に設定されていた場合は、基本料金+実際に回収したゴミ費用が発生します。
最低料金
最低料金とは、実際に回収した費用が少ない場合でも、必ず支払わなければならない最低限の料金の事を指します。
例えば、最低料金が10,000円で、実際に回収してもらった頻度や、ゴミの量が少なくても最低10,000円の費用は発生します。
4.飲食店のゴミ回収費用のコスト削減方法
飲食店のゴミ回収費用のコスト削減方法の参考です。
回収頻度による料金の変動と最適な設定方法
ゴミの回収頻度が多いほど費用が上がる傾向にあります。排出量が少ないけど、なんとなくで毎日回収希望をしている飲食店の方はいませんか?
必要以上に回収頻度を高く設定している場合、最適な回収頻度を見つめ直すことも重要です。
契約内容の見直しでコスト削減を実現する方法
契約内容の料金体系や、回収時間帯などを見直すことで、コスト削減が実現できる可能性があります。
実際弊社に、「実際のゴミの排出量は少ないのに、毎月固定金額で50,000円もするから、ゴミ回収費用の相場を知りたい」というお問い合わせがありました。
そこで、実際の排出量や回収時間帯、場所など、詳しくヒアリングしてみると、適正価格ではなかったので、弊社を利用して固定金額から実量制度の業者の切り替えをした結果、毎月のコストが半分ぐらいまで削減でき、お客様からは喜びの声を頂けました。
実はこのようなケースって少なくないんです。
確かにお支払の観点からすると、毎月、固定金額の方が分かりやすくて良かったり、ゴミの排出量を気にせず排出できるというメリットもあります。ただ、業態や条件によっては割高になってしまうケースもありますので、コスト削減を見直しているなら、一度相談してみるのをお勧めします。
5.ゴミ回収業者選びのポイント
業者選びで失敗しないためのチェックポイント
ゴミ回収業者を選ぶ際は、単に価格だけで判断するのではなく、以下の様な条件もチェックすることがお勧めです。
- 信頼性と実績:過去の実績や似たような業態の他の飲食店の利用例を確認しましょう。
- サービス内容:回収頻度や時間帯に柔軟性があるかを確認しましょう。
- 料金体系:従量制、固定制など、自店舗に合ったプランがあるかを確認しましょう。
また、見積もりの内容も詳細に確認し、隠れたコストがないかを注意深くチェックしましょう。
飲食店のゴミ回収の定期契約はしなくちゃいけないの?
結論、飲食店のゴミ回収の定期契約は必須ではありません。
しかし飲食店は生ゴミや、匂いがついたレトルトパウチ、ペットボトルなどのゴミが排出されるので、衛生面や効率面でも廃棄物業者との定期契約をすることをお勧めします。
【事業系一般廃棄物の回収方法】について、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
6.まずは飲食店のゴミ回収について無料相談してみよう!
飲食店の経営では、ゴミ回収費用の管理は結構見落としがちですが、実は大きなコスト削減のポイントとなる要素の一つです。
本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひ一度ゴミ回収業者との契約内容を見直してみるのはいかがでしょうか?
ゴミ回収業者との契約内容を見直し、ぜひ、コスト削減への第一歩を踏み出しましょう。詳細なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。