お役立ち情報

お役立ち情報

【飲食店向け】廃棄ゴミ回収にかかる費用の内訳を詳しく解説!

2024/12/04

飲食店を管理する立場の方で、「廃棄ゴミの回収費用の相場や内訳を知りたいけれど、よく分からない…」と悩んでいる方はいませんか?

実は廃棄物の収集業者やエリアによって回収費用の内訳が異なるため、廃棄物処理の許可を持つ全ての業者に問い合わせをするのは、時間がかかりすぎてしまうためおすすめできません。

そこで本記事では、全国300社以上の廃棄物処理業者と取引のある私たちが、廃棄ゴミの回収費用の相場や内訳について詳しく解説します。

「飲食事業を新たに立ち上げた方」や「飲食店の廃棄ゴミ管理を担当している方」に役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

1.飲食店の廃棄ゴミ処理にかかる費用の内訳

まずは、飲食店で発生する廃棄ゴミの処理費用の内訳を解説していきます。主に以下の4つの項目に分けられるので詳しく見ていきましょう。

収集運搬費用

収集運搬費用とは「飲食店から処理施設まで廃棄物を運ぶための費用」で、以下の要因によって変動します。

  • ・廃棄ゴミの量と収集頻度
  • ・収集場所と処理施設の距離
  • ・収集に使用する車両のタイプ
  • ・燃料費
  • ・人件費

廃棄ゴミの量が多いほど収集運搬にかかる費用が増えます。廃棄ゴミの削減を意識することで、コストを抑えることが可能です。

処理費用

処理費用とは「収集された廃棄物を適切に処理するための費用」で、主に以下の3つになります。

  • ・廃棄物の種類(一般廃棄物、産業廃棄物など)
  • ・処理方法(焼却、リサイクル、埋立など)
  • ・処理施設の運営コスト

上記の中でも、例えばリサイクルが困難な廃棄物や特別な処理が必要な産業廃棄物は、一般廃棄物よりも高額になる傾向があります。

自治体指定の料金や手数料

自治体によっては、廃棄物処理に関する手数料や使用料が設定されており、以下のような料金が含まれています。

  • ・許可申請手数料
  • ・廃棄物処理施設使用料
  • ・特定の廃棄物に対する処理手数料

また、上記の手数料や使用料は自治体によって異なるので、廃棄ゴミの処理費用もエリアごとに異なります。

契約プラン料金

廃棄物処理業者によって、実量制度や袋制度などの回収方法の違い、また、最低料金や固定金額など様々な契約プランがあります。下記の記事の「3.契約形態別に見るゴミ回収費用の違い」にて詳しく説明しているので、そちらも参考にしてみてください。

【2024年最新】飲食店のゴミ回収費用と相場を徹底解説!業者選び&コスト削減のポイント

2.飲食店で発生する廃棄ゴミの種類

廃棄ゴミの種類に応じて、処理方法や費用が変わります。また、エリアによって処理料金が大きく異なりますので、この項目では「飲食店でよく発生する主なゴミの種別」を以下にまとめました。

一般廃棄物

一般廃棄物とは、飲食店で一番多く排出される、生ゴミ、紙類、割り箸など、可燃性の廃棄物になります。

特に生ごみを放置しておくと異臭が漂い、営業に支障が出る可能性があるので、出来るだけ多めの回収頻度で依頼することをおすすめします。

ただ、エリアやゴミの量によっては毎日回収が不可能な地域や業者もあったりするので、上手く業者と話を進めながら回収頻度を決めていきましょう。

また、一般廃棄物の処理費用に関しては、産業廃棄物も低い傾向にあります。

参考に東京都23区では収集運搬費用と処理費用が統一されている場合が多いですが、地方では収集運搬費用が1回あたり1,000円前後+処理費がかかるエリアもあります。

産業廃棄物

産業廃棄物(産廃)とは、自治体により分別方法も異なりますが、ビニール系の不燃ゴミ、ワレモノ、椅子などが該当します。

産廃は一般廃棄物とは異なる基準で回収・処理が行われるため、専用の車両や施設を使用する関係で処理費用が高くなる傾向があります。

また、電子レンジや机などの大型の産業廃棄物は定期回収とは別で、スポット回収になるケースが多く別途費用が発生する可能性が高いので、事前に確認することをお勧めします。

リサイクル可能廃棄物

自治体にもよりますが、リサイクル可能廃棄物は、段ボール、アルミ缶、ペットボトルなどは資源になります。

ゴミの分別が適切であれば資源として回収されますので、まずは「どの廃棄ゴミが資源に値するのか」業者へ確認しておきましょう。

クリメンへ問合せ

3.廃棄ゴミ費用の目安とモデルケース

飲食店の廃棄ゴミ費用の目安を、東京都23区と埼玉県さいたま市をモデルとし、小規模と大規模飲食店に分けました。あくまでも参考値ですが、詳しく書いてあるので参考にしてみてください。

小規模飲食店の場合

項目東京都23区埼玉県さいたま市
廃棄物量一般廃棄物:200㎏/月
産業廃棄物:50㎏/月
段ボール(古紙):10㎏/月
発泡スチロール:2㎏/月
一般廃棄物:200㎏/月
産業廃棄物:排出する場合は別途契約
ビン・カン・ペット(飲料用):50㎏/月
収集頻度一般廃棄物:3回/週
産業廃棄物:3回/週
一般廃棄物:2回/週
産業廃棄物:スポット回収
ビン・カン・ペット(飲料用):1回/週
収集運搬費用処理費用に含む一般廃棄物:1000円/回
産業廃棄物:10,000円~/回
処理費用一般廃棄物(可燃):38円/㎏
産業廃棄物(不燃):120円/㎏
段ボール(古紙) :38円/㎏
発泡スチロール :200円/㎏
一般廃棄物(可燃):25円/㎏
ビン・カン・ペット(飲料用):25円/㎏
産業廃棄物:別途見積り
契約プラン最低料金:15,000円/月最低料金:15,000円/月
処理費用合計一般廃棄物:7,600円/月
産業廃棄物:6,000円/月
段ボール(古紙):380円/月
発泡スチロール:400円/月
処理費用合計:14,380円/月
収集運搬費用:12,000円/月
一般廃棄物:5,000円/月
ビン・カン・ペット(飲料用):1,250円/月
請求額15,000円/月(最低料金価格)18,250円/月

大規模飲食店の場合

(全て税抜)東京都23区埼玉県さいたま市
廃棄物量一般廃棄物:2,000㎏/月
産業廃棄物:500㎏/月
段ボール(古紙):50㎏/月
発泡スチロール:10㎏/月
一般廃棄物:2,000㎏/月
産業廃棄物:排出する場合は別途契約
ビン・カン・ペット(飲料用):200㎏/月
収集頻度一般廃棄物:7回/週
産業廃棄物:7回/週
一般廃棄物:6回/週
産業廃棄物:スポット回収
ビン・カン・ペット(飲料用):3回/週
収集運搬費用処理費用に含む一般廃棄物:1,000円/回
産業廃棄物:10,000円~/回
処理費用一般廃棄物(可燃):38円/㎏
産業廃棄物(不燃):120円/㎏
段ボール(古紙) :20円/㎏
発泡スチロール :200円/㎏
一般廃棄物(可燃):25円/㎏
ビン・カン・ペット(飲料用):25円/㎏
産業廃棄物:別途見積り
契約プラン最低料金:30,000円/月最低料金:15,000円/月
処理費用合計一般廃棄物:76,000円/月
産業廃棄物:60,000円/月
段ボール(古紙):1,000円/月
発泡スチロール:2,000円/月
収集運搬費用:24,000円/月
一般廃棄物:50,000円/月
ビン・カン・ペット(飲料用):5,000円/月
請求額139,000円/月79,000円/月

上記を見ると、収集運搬費や処理費用など、すべて違いますね….。

もし、違うエリアに新規出店をする際に、既存店舗の感覚で廃棄ゴミの費用を考えてしまうと「請求きた時の金額が全然違う」という事になりかねないので、事前にしっかりヒアリングすることをお勧めします。

また、同じ県内に新規出店しても許可書の問題で、「○○エリアは回収に行けるけれど、○○はエリアは回収に行けない」と断られてしまうケースもあるので、時間に余裕をもって問合せしてみましょう。

4.廃棄ゴミの回収費用を知りたい方へ

飲食店を経営するにあたり、調理技術や接客、会計関係など非常に大切なことばかりですが、営業中に出た廃棄ゴミの処理費用も大切です。その費用の内訳として、廃棄ゴミの種類は何があり、どのような処理費用がかかるのかを解説しました。

「飲食事業を新たに立ち上げた方」や「飲食店の廃棄ゴミの管理を担当している方」の参考になるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、

「廃棄ゴミを処理してもらいたいけれど、どうすればいいかわからない」
「自分で廃棄物処理業者を探そうとしたが業者が多すぎて大変」
「すでに契約しているけど、他にどういうプランがあるか知りたい」

など心当たりがある方は、ぜひクリメンにご相談ください。3,000社以上のゴミの管理をしている経験豊富な廃棄物のプロが丁寧に対応致します。

クリメンへ問合せ

カテゴリー

おすすめ記事

上部へスクロール